仮想端末マネージャのscreenについて記述してあります。
screenのコマンドは全て、コマンド文字を入力した後に
何らかのキーを入力することで実行されます。
デフォルトのコマンド文字は「Ctrl + A」です(以降^Aと表記します)。
以下にコマンドの一覧を示します。
「コマンド名、関連したキーバインド(括弧内)、コマンドの説明」の順に表記してあります。
例えば help コマンド ならばキーバインドは「^A?」となります。
デフォルトのコマンド文字を変更している場合は「^T?」のように変わります。
キー割り当てのヘルプを表示します。
新しいウィンドウとシェルを生成します。
次のウィンドウに切替えます。
前のウィンドウに切替えます。
前回作業していたウィンドウに切替えます。
なお、このコマンドのキーバインドは「コマンド文字を2回入力」です。
もしコマンド文字を(^T)に変更している場合は(^T^T)となります。
ウィンドウを切替えます。
入力を求められるのでウィンドウ番号またはタイトルを入力します。
ウィンドウを切替えます。
ウィンドウ一覧が表示されるのでカーソルで選択します。
番号 0〜9 のウィンドウへ切替えます。
番号 - のウィンドウへ切替えます。
このウィンドウには何も表示されず、また何も入力できません。
ウィンドウ一覧を表示します。
ウィンドウタイトルを変更します。
現在のウィンドウを破棄します。
現在のウィンドウを再描画します。
ペーストバッファの内容を現在のウィンドウに出力します。
現在のウィンドーをクリアします。
クリアされた情報はスクロールバッファに格納されます。
ペーストバッファの内容をファイルに書き込みます。
書き込むファイル名はデフォルトで"/tmp/screenexchange"です。
ファイル名はbufferfileで変更できます。
ファイルの内容をペーストバッファに読み込みます。
読み込むファイル名はデフォルトで"/tmp/screenexchange"です。
ファイル名はbufferfileで変更できます。
writebuf で作成したファイルを削除します。
削除するファイル名はデフォルトで"/tmp/screenexchange"です。
ファイル名はbufferfileで変更できます。
現在のウィンドウへの出力をファイルにログ出力します。
デフォルトのファイル名は"screenlog.n"です。(nはウィンドウ番号)
出力されるディレクトリのデフォルトは、ユーザのホームディレクトリです。
これは chdir コマンドにより変更できます。
現在のウィンドウ画面を2分割します。
split でウィンドウを分割しているとき、次の領域にカーソルを移動させます。
split でウィンドウを分割しているとき、現在の領域以外を全て破棄します。
split でウィンドウを分割しているとき、現在の領域を破棄します。
screenをサスペンドさせます。
再開したい時には、fg
コマンドを入力します。
この端末からデタッチします(screenが終了します)。
デタッチされているscreenセッションを再開するには、screen -r
コマンドを使用します。
端末をデタッチした後にログアウトも行います。
現在アタッチされているセッションを全て表示します。
現在のウィンドウに関する情報を表示します。
直前に表示されたメッセージを再表示させます。
screenのライセンス情報を表示します。
現在のウィンドウ番号とタイトルを表示します。
システム情報(現在時刻など)を表示します。
screenのバージョンを表示します。
現在のウィンドーにブレーク信号を送ります。
特殊文字を入力します。
ウィンドウサイズを現在の領域のサイズに合わせます。
フロー制御のフラグをトグルさせます。
前のコマンド行を表示します。
この端末をロックします。
ロックされた端末はパスワード(UNIXアカウントと同じもの)を入力するまで使用できません。
このウィンドウのログインスロットをトグルさせます。
コマンド文字をウィンドーに送ります。
現在のウィンドウへの監視をトグルさせます。
監視されたウィンドウがバックグラウンド状態にあり何らかのアクションを起こした時
それを通知するメッセージがステータス行に表示されます。
このメッセージは activity コマンドで変更できます。
何らかのアクションとは、画面表示内容が変わったとき等です。
端末ラインを再オープンし、ブレーク信号を送ります。
仮想端末をリセットします。
現在のウィンドウへの静止監視をトグルさせます。
静止監視されたウィンドウがバックグラウンド状態にあり一定時間アクションが無いと
それを通知するメッセージがステータス行に表示されます。
詳しくは silence を参照して下さい。
画面の可視ベルのモードをトグルさせます。
ウィンドウ幅(80/132カラム)をトグルさせます。
現在のウィンドウの自動マージンのフラグをトグルさせます。
現在のウィンドウに Controls を送ります。
現在のウィンドウに Controlq を送ります。
コピーモード では、テキストのコピー&ペーストが行えます。
コピーしたいテキストの先頭と終端をマークすると、
そのテキストが「ペーストバッファ」に保持されコピーモードは終了します。
その後 paste (]) コマンドを入力すれば、ペーストバッファの内容が画面に出力されます。
カーソル移動
行頭に移動
行末に移動
カーソルをウィンドウの一番上、中央、一番下に移動する。
カーソルをバッファの先頭に移動する。
カーソルをバッファの最後に移動する。
カーソルを単語単位で前に移動する。
カーソルを単語単位で後ろに移動する。
カーソルを画面の半分だけ上方向に移動させる。
カーソルを画面の半分だけ下方向に移動させる。
カーソルを1画面分上方向に移動させる。
カーソルを1画面分下方向に移動させる。
現在位置にマークする。
現在行をマークしてコピーモードを終了します。
現在行の先頭と行末をマークします。コピーモードは継続されます。
現在位置にある単語をマークしてコピーモードを終了します。
文字列を前方検索します。
文字列を後方検索します。
前方インクリメンタル検索をします(^Gで中断)。
後方インクリメンタル検索をします(^Gで中断)。