前回までで qmail を導入して SMTP の方は完了した。
ここからは IMAP。
もし POP を使う場合は、qmail に POP Server が入っているので、これを使うこともできる。
今回は IMAP の手順を紹介する。
IMAP メールサーバ。
http://www.courier-mta.org/download.php#imapLinux version : OpenSUSE 11.2Courier IMAP : 4.7.0
まずはユーザとグループ作成(これはroot作業)。
groupadd courier useradd courier -g courier -m
依存パッケージ が大量にあるので、インストールするまでが大変。
./configure make make check sudo make install sudo make install-configure
Courier IMAP のデフォルトインストール先は以下。
/usr/lib/courier-imap
起動コマンドは以下。
/usr/lib/courier-imap/libexec/imapd.rc start
次に認証ライブラリを入れる。
http://www.courier-mta.org/download.php#authlibLinux version : OpenSUSE 11.2Courier authlib : 0.63.0
インストールは以下の通り。
./configure make sudo make install sudo make install-configure
今回は認証用のファイルを作り、Unixユーザと同じパスワードを使うことにする。
ちなみに、MySQL や Postgre と連動した認証もできるようだ。
/usr/local/sbin/pw2userdb | grep -e "^USERNAME" > /usr/local/etc/authlib/userdb chmod 600 userdb /usr/local/sbin/makeuserdb
USERNAME の箇所は、適切なユーザ名にすること。
もし複数のユーザで IMAP Server からメールを受信したければ
その分1行目のコマンドを実行すること。
これで /usr/local/etc/authlib/userdb.dat が作成されれば成功。
/usr/local/sbin/authdaemond start
で認証デーモンが起動する。
ちなみに makeuserdb すれば
認証情報は再読込される(はず)なので認証デーモンは最初から起動しておいてもいい。
Thunderbird でアカウント設定をして、受信を IMAP にする。
これでメーラーにメールが取り込まれれば成功。
IMAP なので、~/Maildir/ にはメールが残ったままになる。
認証その他に失敗した場合は、ログが /var/log/mail に出ているので見ること。
ちなみに、今回 Courier IMAP をインストールするのに必要となったモジュールを以下に挙げる。
結構大量にあり、かなり苦戦した。
GNU が提供するデータベース。
http://astromirror.uchicago.edu/gnu/gdbm/Linux version : OpenSUSE 11.2gdbm : 1.8.3
認証用モジュール。
http://expect.nist.gov/#unixLinux version : OpenSUSE 11.2expect : 5.43
tcl との相性が悪いので、パッチを当てる必要あり。expect のバージョンに注意。
http://www.linuxfromscratch.org/patches/lfs/6.5/expect-5.43.0-tcl_8.5.5_fix-1.patch
スクリプト言語。
http://www.tcl.tk/software/tcltk/download.htmlLinux version : OpenSUSE 11.2tcl : 8.5.8
インストール方法は以下。
cd unix ./configure make sudo make install sudo make install-private-headers
おいおい、SUSE って zip もデフォルトインストールで入ってないのか…
sudo zypper install zip
patch まで…
sudo zypper install patch
Perl Compatible Regular Expressions らしい。正規表現か。
http://www.pcre.org/Linux version : OpenSUSE 11.2pcre : 8.01
zypper で gcc 入れたら、g++ が入っていないらしい。
これだからパッケージインストールは嫌いなんだ(最初あんなに便利だって言ってたくせに)。
http://www.promotionalpromos.com/mirrors/gnu/gnu/gcc/gcc-4.4.3/Linux version : OpenSUSE 11.2gcc : 4.4.3
gcc には色んなパッケージがあって、g++ だけを使いたいなら
core と g++ だけでいいらしいが、せっかくなんでフルパッケージを入れておこう。
ちなみにコンパイルに家の環境で4時間くらい掛かった。
時間が惜しい人は、素直にパッケージインストールが無難。
GNU の数値ライブラリ。
ftp://gcc.gnu.org/pub/gcc/infrastructure/Linux version : OpenSUSE 11.2gmp : 4.2.4
こちらも数値ライブラリ。
ftp://gcc.gnu.org/pub/gcc/infrastructure/Linux version : OpenSUSE 11.2mpfr : 2.4.1
マクロ言語プロセッサ。
sudo zypper install m4
ふぅ。以上で完了。