まずはインストール。
http://groovy.codehaus.org
ここからWindows版のインストーラをダウンロード。
バージョンは 1.7.0 final。
あ、そうそう。Groovy には Java が必須だから、
もし Java が入っていない人はまず Java をインストールする必要がある。
Groovy のインストーラを実行。
環境変数の設定なんかも自動でやってくれるらしい。
早速、Groovy のコンソールを使ってみる。
上の欄にコードを書いて、Ctrl+R で実行。
標準出力の結果が下に出る。
Groovy の構文は、Ruby によく似ている。
行末のセミコロンは必要無いし、配列は [] で記述する。
ただし Map も [] で記述する。
scores = [ "Brett":100, "Pete":"Did not finish", "Andrew":86.87934 ]
Ruby だと {} だったので、ここは違うところ。
そしてもちろん、Java の全てのクラスが使える。
後で試すが、標準クラスの中には Groovy 用に拡張されたものもあるらしい。
重要そうなところだけを、以下に列挙。
Ruby のように、変数の型は実行時に決定される。
そしてメソッドやフィールド、変数も動的に作成できる。
Proxy や Reflection なんかを、使う必要は無い。
VB のように、プロパティを使える。
フィールドを書いて Getter / Setter を書いて…のような手間はもう要らない。
Java だと java.lang.* だけだったが
Groovy だと以下のようにたくさんある。
java.io.* java.lang.* java.math.BigDecimal java.math.BigInteger java.net.* java.util.* groovy.lang.* groovy.util.*
Groovy では、== と書けばそれが equals になる。
つまり、プリミティブ型だけでなく通常のインスタンス比較にも == が
使えるというわけ。
in
が予約語になっている。
よって、これを変数名で使うことができない。
Ruby の様々な要素が取り入れられている。
・return は省略可
・static メソッドの中で this と書くとそれはクラス本体を指す
・Closure が使える。その代わりインナークラスは廃止
・正規表現のネイティブサポート
・文字列の式展開が使える
・複数変数への同時代入が可能
などなど。