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JBossを始める上でまず苦労するのがビルド作業です。
一度環境を構築してしまえば後は楽なのですが、最初の取っ掛かりが面倒だと思う人も多いはずです。
とりあえず、最小限必要な構成から説明していきます。

earファイルの構成

最終的にデプロイするのがこの ear ファイルになります。
JBossで使用する拡張子は色々あって混乱するかもしれませんが、
結局ファイルは全てjar形式です。
earファイルの中身は非常にシンプルです。
以下に例を示します。

sample-application.ear
.
|-- META-INF
|   `-- application.xml
|-- business.ejb3
`-- web.war

たったこれだけです。
それぞれの内訳を簡単に説明します。

application.xml

このアプリケーションで使用するモジュール(後述するejb3ファイルやwarファイル)などを定義します。
必須ファイルです。

*.ejb3

簡単に言ってしまえば、このアプリケーションで使用する全てのJava(class)ファイルを固めたものです。
この中には通常のJavaクラスも存在すれば、
Stateless Session BeanなどのEJB関連クラスも含まれます。

*.war

JSPファイルやHTMLファイル、イメージファイルなど
Web関連の全てのファイルを固めたものです。

ここで簡単な具体例を挙げます。
一つのStateless Session Beanと一つのJSPファイルを持つだけの、非常にシンプルな構成です。

ejb3ファイル

まず、Stateless Session Bean で使用するJava(class)ファイルを固めたejb3ファイルを用意します。

business.ejb3
.
`-- sample
    |-- Calculator.class
    `-- CalculatorBean.class

warファイル

次に、Webで使用するJSP/HTMLファイルを固めたwarファイルを用意します。

web.war
.
|-- WEB-INF
|   `-- web.xml
|-- index.html
`-- cal.jsp

通常のwarファイルと何ら変わらないので詳しい説明は省きます。

earファイル

最後に、これらをまとめたearファイルを作成します。

sample-application.ear
.
|-- META-INF
|   `-- application.xml
|-- business.ejb3
`-- web.war

ejb3ファイルとwarファイルは、上で作成したものです。
application.xmlの内容は以下のようになります。

application.xml

<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<application xmlns="http://java.sun.com/xml/ns/j2ee" version="1.4"
  xmlns:xsi="http://www.w3.org/2001/XMLSchema-instance" 
  xsi:schemaLocation="http://java.sun.com /xml/ns/j2ee http://java.sun.com/xml/ns/j2ee/application_1_4.xsd">

  <display-name>jboss-ejb3</display-name>
  <description>Limy Jboss-ejb3 sample application</description>

  <module>
    <ejb>business.ejb3</ejb>
  </module>

  <module>
    <web>
      <web-uri>web.war</web-uri>
      <context-root>jboss-ejb3</context-root>
    </web>
  </module>

</application>

application.xmlの構文については application.xml を参照して下さい。

deploy

最終的に作成されたearファイルを、$JBOSS_HOME/server/default/deploy ディレクトリにコピーすれば
デプロイ作業は完了です。
このアプリケーションにアクセスするには以下のURLをブラウズします。

http://localhost:8080/jboss-ejb3/