minimize

事業拡大のため、新しい仲間を募集しています。
→詳しくはこちら

各種メニューについて説明します。
Eclipse3.5M4に対応しています。
なお、Ctrl-O のような記述はキーバインド(Emacs版)を表しています。

ツールバーコマンド

メニューには存在せず、ツールバー上から実行できるコマンドがあります。

Toggle Mark Occurrences
Alt-Shift-O

ONにすると、Java Editor上で変数などをクリックしたときにその変数(以下ターゲット)が「マーク」されます。
マークされたターゲットがハイライト表示されるだけでなく、
そのターゲットに関係があるターゲットも一緒にハイライト表示されます。

例えば、ある変数をマークすると「その変数が使われている箇所全て」がマークされます。
メソッドならば「そのメソッドが呼び出されている箇所全て」、
例外ならば「その例外が発生する可能性のある箇所全て」となります。
なかなか便利な機能です。
Toggle Breadcrumb

いわゆる「パン屑ナビゲーション」と呼ばれているものです。
ONにすると、エディタの上部にナビゲーションバーが表示されます。
人によっては相当便利な機能でしょう。

Show Source of Selected Element Only

ONにすると、Java Editor上で選択したメソッド(やフィールド)定義の内側だけがエディタ上に表示されます。

エディタ内コマンド

キーバインド一覧を表示する

エディタ内で Ctrl-Chift-L を入力すると、
ポップアップに利用可能なコマンドとキーバインドの一覧が表示されます。

エディタは、左右にいくつかのバーを持つ構造になっています。
バー毎に使えるコマンドが異なるので、順を追って説明します。

Vertical ruler

エディタの左端にあるのがこれです。
ダブルクリックすると Toggle Line Breakpoint の動作をします。
右クリックメニューからは、ブレークポイントの無効化やプロパティの変更などが出来ます。

Quick Diffバー

Vertical ruler のすぐ右にある領域の左半分がこれです。
現在編集中の部分が紫色に表示されます。
Show QuickDiff コマンドによりQuickDiffを無効にすれば、この領域は表示されなくなります。
Set QuickDiff Reference コマンドにより、CVSとの差異を表示させることも出来ます。

Foldingバー

Quick Diffバーと同じバーの右半分の領域がこれです。
小さな右矢印や下矢印が表示されていると思います。
これは、メソッドの本体やJavaDoc部分、Import宣言などの表示を隠す機能です。
隠したいメソッドと同じ行にある下矢印(隠れていない情報)をクリックすると
右矢印(隠れた状態)に変わります。もう一度クリックすれば元に戻ります。
これらの情報はEclipseのworkspaceに保存されているらしく
ファイルを閉じてもEclipseを終了しても可視情報は保管されます。

Overview ruler

スクロールバーの右側にあるのがこれです。
ブレークポイントやTaskタグ等が表示されます。
クリックすれば、その位置までジャンプします。

以下に、バーから右クリックで行えるコマンドについて説明します。
ブレークポイントバー、Quick Diffバー、Foldingバーの全てで利用できます。

Show QuickDiff

Ctrl-Shift-Q

QuickDiffを有効/無効にします。

Show Line Numbers

行番号表示を有効/無効にします。

Set QuickDiff Reference

QuickDiffの対象となるファイルを選択します。

Latest CVS Revision

CVSの最新ファイルを比較対象とします。
CVSにコミットをした段階で差異は無くなります。

Version on Disk

ディスク上のファイルを比較対象とします。
ファイルにSaveした段階で差異は無くなります。

Folding

Enable Folding
Ctrl-Numpad_Divide

Folding(隠し)機能を有効/無効にします。
Expand All
Ctrl-Numpad_Multiply

ファイル上の全要素を表示させます。
Collapse All
Ctrl-Shift-Numpad_Divide

ファイル上の全要素を折りたたみます。
Reset Structure
Ctrl-Shift-Numpad_Multiply

詳細は不明です。
Collapse Members

全てのメンバ要素を折りたたみます。

Collapse Comments

全てのコメント要素を折りたたみます。

Package Explorerコマンド

メニューには存在せず、Package Explorerビュー内の右クリック時にしか
使用できないコマンドがいくつか存在します。
非常に便利なコマンドもあるので、ここで紹介します。

Build Path

ビルドパス関連コマンドです。

Link Source...

外部フォルダをハードリンクとして現在のプロジェクトに追加します。

New Source Folder...

ソースフォルダを新規作成します。

Use as Source Folder

選択したフォルダをソースフォルダに追加します。

Remove from Build Path

選択したフォルダをソースフォルダから削除します。
jarファイルを選択した場合、それをビルドパスから削除します。

Include

選択したファイルをビルドパスに追加します(フィルタ使用)。

Exclude

選択したファイルをビルドパスから削除します(フィルタ使用)。

Add External Archives...

外部jarファイルをビルドパスに追加します。

Add Libraries...

ライブラリをビルドパスに追加します。

Configure Build Path...

ビルドパス設定ダイアログを開きます。

Team

CVSやSVNなど、ソース管理システム関連のコマンドです。

Compare With

選択したファイルやフォルダを、他のものと比較します。
比較対象としては、

などがあります。

Replace With

選択したファイルやフォルダを、他のもので置き換えます。
置き換え対象は Compare With と同じです。

ここから、通常メニューの紹介です。

File

New

Alt-Shift-N

新規のプロジェクトやファイルを作成します。

Open Untitled File

無名ファイルを開きます。
Emacsでいうところの「scratchバッファ」に相当するものです。

Open File...

外部ファイルをEclipseのエディタで開きます。

Close

Ctrl-X K

現在アクティブになっているファイルを閉じます。

Close All

Ctrl-X Ctrl-C

現在開いているファイルを全て閉じます。

Save

Ctrl-X Ctrl-S

ファイルを保存(上書き)します。

Save As...

ファイルを別の名前で保存します。

Save All

Ctrl-X S

現在開いているファイルを全て保存します。

Revert

現在のファイルに対して加えた修正を元に戻します(ファイル内容の再読込)。

Move...

ファイルを移動します。

Rename...

F2

ファイルをリネームします。

Reflesh

F5

選択したプロジェクトやパッケージ以下のファイルを再度読み込みます。

Convert Line Delimiters To

改行文字を指定します。

Print...

Alt-F9

現在のファイルを印刷します。

Switch Wockspace...

ワークスペース基準ディレクトリを変更します。

Restart

Eclipseを再起動します。

Import...

プロジェクトをインポートします。

Export...

プロジェクトをエクスポートします。

Properties

プロジェクトのプロパティを確認・変更します。

Java Editor

プロジェクト毎にJavaエディタの設定をカスタマイズすることが出来ます。

Edit

Undo

Ctrl-X U

アンドゥします。

Redo

Ctrl-X R

アンドゥを取り消します。

Cut

Ctrl-W

選択範囲をカットします。

Copy

Alt-W

選択範囲をコピーします。

Copy Qualified Name

選択したファイルのフルパスやJavaクラスの完全限定名をクリップボードに貼り付けます。

Paste

Ctrl-Y

カーソル位置にペーストします。

Delete

Delete

ファイルを削除します。

Select All

Ctrl-X H

全てを選択します。

Expand Selection to

選択範囲を拡大します。

Find/Replace...

Alt-R

検索・置換を行います。

Find Next

前回の検索を後方向に行います。

Find Previous

Ctrl-Shift-K

前回の検索を前方向に行います。

Incremental Find Next

Ctrl-S

前方へのインクリメンタル・サーチを行います。

Incremental Find Previous

Ctrl-R

後方へのインクリメンタル・サーチを行います。

Add Bookmark...

エディタ内の現在位置をブックマークに登録します。

Add Task...

エディタ内の現在位置をタスクとして登録します。

Smart Insert Mode

Ctrl-Shift-Insert

Smart Insertモードにします。
通常のInsertモードと違うのは・・・よくわかりません(笑)。これがデフォルトです。

Show Tooltip Description

F2

選択したフィールドの型や
メソッドのパラメータを表示します。

Content Assist

Alt-/

コードアシストが働きます。
予約語やメソッド・フィールド名、for文などの入力を補助します。

Word Completion

文字列を補完します。
文字列を途中まで入力した状態でこのコマンドを実行すると、
同一ファイル内に似たような文字列があればそれを補完してくれます。

Quick Fix

Ctrl-1

単語(メソッド等)にカーソルを合わせてこのコマンドを実行すると、リネーム等のアクションが行えます。
利用できるアクションは状況に応じて変化します。

Set Encoding...

ファイルの文字コードエンコーディングを設定します。

Source

Toggle Comment

Ctrl-7

選択された行のコメント化/コメント解除をトグルさせます。

Add Block Comment

Ctrl-Shift-/

選択された行を(/* */ で囲んで)コメント化します。

Remove Block Comment

Ctrl-Shift-\

選択された行の(/* */ で囲まれた)コメントを解除します。

Generate Element Comment

Javadocコメントを生成します。

Shift Right

TAB

選択された行を右に1インデントずらします。

Shift Left

Shift-TAB

選択された行を左に1インデントずらします。

Correct Indentation

Ctrl-I

インデントのみを正規化します。
「フォーマットはしたくないんだけどインデントだけ直したいなぁ」という場合に便利です。

Format

Ctrl-Shift-F

フォーマットに従ってJavaコードを正規化します。
フォーマット形式はWindow->PreferencesのJava→Code Fomatterで変更できます。
一部のテキストを選択してコマンドを実行すると、選択された範囲だけ正規化されます。

Format Element

Javadocコメントを正規化します。

Add Import

Ctrl-Shift-M

必要なImport文を追加します。
定数を選択してこのコマンドを実行すると、Static Import文が自動生成されます。

Organize Imports

Ctrl-Shift-O

プログラム内で使用しているパッケージを全てプログラムの先頭でimport宣言し、
使われていないimport宣言は削除されます。
デフォルトでは、.* 形式で書かれていた場合は全て書き直されます。
この動作を変更したい場合は、
Window->PreferencesのJava→Organize Importsの「Number...」の数値を1または2にしましょう。

例)
import java.io.*;
	↓
import java.io.FileReader;
import java.io.IOException;

Sort Members

クラス内のメソッドをソートして配置し直します。

Clean up...

様々なルールに従って、コードをクリーンアップします。
使い道としては、目に余るようなコードをリファクタする前に
まずこいつでコードを少しでもマシにしよう、とかいう感じになると思います(笑)。

Code Organizing

Formatter

フォーマット関連です。

Format source code

フォーマットに従ってJavaコードを正規化します。

Remove trailling whitespace

行末にある半角スペースを削除します。

All lines

全ての行を対象とします。

Ignore empty lines

空行に関しては削除対象外とします。

Correct indentation

インデントのみを正規化します。

Imports

Organize imports

Organize Imports を実行します。

Members

Sort Members

メンバをソートします。

Sort all members

全メンバをソートします。

Ignore fields and enum constants

フィールドとenum定数をソート対象外とします。

Code Style

コードスタイル関連のルールを定義します。

Control statements

いくつかのステートメントを制御します。

Use blocks in if/while/for/do statements

if文などで単一文をブロック化(中括弧で括る)します。

if (result)
    return;

↑こんなようなコードの事です。

  • Always

    全てをブロック化します。

  • Only if necessary

    可能な限りブロック化しません。
    単文は全てブロック化を外し、それ以外の箇所はブロック化されます。

Convert for loops to enhanced

ループ形式をJDK5で採用されたenhancedループに書き換えます。

Expressions

いくつかの式を制御します。

Use parentheses around conditions

条件文をカッコで括るかどうかを指定します。

  • Always

    全ての条件文をカッコで括ります。

  • Only if necessary

    必要ならば条件文をカッコで括ります。
    言い代えると、可能な限りカッコを使用しない形式に書き換えます。

Variable declarations

変数定義文を制御します。

Use modifier 'final' where possible

可能ならば final 識別子を付けるようにします。

  • Parameters

    メソッドパラメータを対象とします。

Member Accesses

メンバアクセス関連のルールを定義します。

Non static accesses

static以外のアクセスを制御します。

Use 'this' qualifier for field accesses

フィールドアクセスに this 識別子を使用するかどうかを指定します。

Use 'this' qualifier for method accesses

メソッドアクセスに this 識別子を使用するかどうかを指定します。

Static accesses

staticアクセスを制御します。

Use declaring class as qualifier

staticアクセス時のクラス名修飾パターンを選択します。

Qualify field accesses

staticフィールドへアクセスする際に、明示的にクラス名を修飾するようにします。

Qualify method accesses

staticメソッドへアクセスする際に、明示的にクラス名を修飾するようにします。

Change all accesses through subtypes (indirect accesses)

staticメンバへのサブクラス経由アクセスを、適切な形に変更します。

Change all accesses through instances

staticメンバへのインスタンス経由アクセスを、適切な形に変更します。

Missing Code

不十分なコード関連のルールを定義します。

Annotations

注釈(Annotation)関連のルールを定義します。

Add missing Annotations

@Override / @Deprecated が足りない箇所に追加します。

Potential programming problems

その他問題が発生する可能性のあるルールを定義します。

Add serial version ID

Serializable なクラスに、シリアルバージョンIDを付加します。

Unimplemented code

Add unimplemented methods

実装されていないメソッドの雛形を自動で生成します。

Unnecessary Code

不必要/未使用コード関連のルールを定義します。

Unused code

未使用のコードを制御します。

Remove unused imports

未使用のインポート文を削除します。

Remove unused private members

未使用のprivateメンバ宣言を削除します。

Remove unused local variables

未使用のローカル変数宣言を削除します。

Unnecessary code

不必要なコードを制御します。

Remove unnecessary casts

不必要なキャストを削除します。

Remove unnecessary '$NON-NLS$' tags

不必要な $NON-NLS$ タグを削除します。

Override/Implement Methods...

スーパークラスのメソッドをオーバーライド(上書き)したい時に使います。
オーバーライドした事を示すJavaDocコメントとデフォルトコードを内蔵した
メソッドの作成補助をします。

Generate Getter and Setter...

publicフィールドに対して使用すると、
そのフィールドのGetter,Setterメソッドが作成され
スコープはprivateに変更されます。
より細かい指定をしたい場合にはRefactorコマンドのEncapsulate Field...を使用しましょう。

もっと適切なJavadocコメントを生成したい場合は、
Limy Eclipse Plugin を使いましょう(笑)。

Generate Delegate Methods...

コードの委譲(Delegate)を支援します。
委譲についての詳しい説明は…他のページに譲ります(笑)
と突き放すのも何なので、簡単に説明します。

class PointDelegate {
  Point point;
}

のようなクラスがあったとき、
PointクラスのメソッドをPointDelegateクラスにも内蔵することを言います。
委譲後のコードは

class PointDelegate {
  Point point;
  public void setX(int x) {
    point.setX(x);
  }
}

のようになります。
「そんな事しないでPointDelegateクラスがPointクラスを継承すればいいじゃん」
と思った方、世の中にはそんなにうまくいかない事があるのです(笑)。
いずれ委譲を必要とするコードを書かなければならなくなった時
この機能にお世話になると思うので、心の片隅にでも置いといて下さい。

Generate hashCode() and equals()...

hashCode および equals メソッドを自動生成します。
その際、クラスが持っているフィールドに合わせて
自動的にこれらのメソッド内容まで実装してくれます。

これは非常に便利ですが、実際には用途に合わせて
手修正することの方が多いでしょう。

Generate Constructor using Fields...

フィールドと同じ引数を持つコンストラクタを生成します。

public ClassA(int field1, String field2) {
  this.field1 = field1;
  this.field2 = field2;
}

こんな感じになります。データクラスに使えるでしょう。

Add Constructor from Superclass

スーパークラスの全コンストラクタをオーバーライドします。

Surround with...

Alt-Shift-Z

選択されたブロックを、各種構文で囲みます。
以下の構文が使用できます。

Try/catch Block

ブロック内で起こりうるcatch句が付いた形の
try/catch構文で囲みます。
文中で例外の発生する可能性が無い場合は、
「RuntimeExceptionの付いたtry/catch構文で囲む?」
という趣旨の確認ウィンドーが表示されます。

catch句が無いというコンパイルエラーになった場合は、
それに対応する×印を左クリックするとコンテキストメニューとして表示されます。

for

ループ形式のfor文で囲みます。

do

do ~ while文で囲みます。
…do構文って何?とか聞かないで下さい(笑)。

if

if文で囲みます。

try

try ~ catch文で囲みます。

while

while文で囲みます。

synchronize

synchronizeブロックで囲みます。

runnable

Runnableクラスで囲みます。

Externalize Strings...

ファイル中に存在する文字列リテラルを外部ファイルに格納します。
外部ファイルから文字列を読み込むためのクラスが
新規で作られ、プログラム内からはそのクラスのメソッドを呼ぶことで
文字列への代入を行うように加工されます。

各種設定項目(ウィンドー1枚目)

各種設定項目(ウィンドー2枚目)

Find Broken Externalized Strings

※用途不明

Refactor

リファクタ関連のメニューです。
ここを使いこなせるかどうかで、プロジェクトの間
スマートなコードを維持できるかどうかが決まります。

Rename...

Alt-Shift-R

リネームします。
フィールド名はもちろん、クラス名やパッケージ名までリネームの対象となります。
当然、プロジェクト内で対応する部分のコードは全てリネームされるので
非常に強力です。

Move...

Alt-Shift-V

staticメソッドやフィールドを他クラスに移動します。
またクラスを別パッケージに移動させることも出来ます。

Change Method Signature...

Alt-Shift-C

メソッドパラメータの「仮引数名」「パラメータ順序」を変更したり
パラメータ数を増減させたりする事が出来ます。
これは便利なので是非使いこなせるようにしておきましょう。

Extract Method...

Alt-Shift-M

選択された文を切り出してメソッド化します。

Generate Javadoc comment

生成したメソッドに空のJavadocブロックを添付します。

Replace X duplicate code fragments

選択された文と同じコードがファイル内にあるとき、
そのコードもメソッドを使用するように置き替えるかどうかを指定します。
X の部分は場面に応じて変化します(0ならば、この項目自体が選択不能)。

obj.append("a");
obj.append("b");
...
obj.append("a");
obj.append("b");
     ↓
appendAB(obj);
...
appendAB(obj);

これは便利です。

Extract Local Variable...

Alt-Shift-L

選択した式をローカル変数として定義します。

Extract Constant...

選択したリテラルを定数として定義します。

Inline...

Alt-Shift-I

定数やメソッドなどをプログラム中に埋め込みます。
Extract Local Variable... 等の逆です。

Convert Anonymous Class to Nested...

無名インナークラスを通常のインナークラスに変換します。
例えば、

java.awt.event.MouseListener listner = new java.awt.event.MouseAdapter() {
  public void mouseClicked(MouseEvent e) {}
  public void mousePressed(MouseEvent e) {}
};
                          ↓
private final class NewInnerClass extends java.awt.event.MouseAdapter {
  public void mouseClicked(MouseEvent e) {}
  public void mousePressed(MouseEvent e) {}
}
java.awt.event.MouseListener listner = new NewInnerClass();

のように変換します。

Convert Member Type to Top Level

インナークラスを通常のクラスに変換します。
Convert Anonymous Class to Nested...のコードを参考にすると、
例えばここで作成されたNewInnerClassを
NewInnerClass.javaファイルとして切り出します。

Convert Local Variable to Field...

Alt-Shift-F

ローカル変数をクラスのフィールドに変換します。
変数を初期化する場所を選択できます。

Extract Superclass...

選択したクラスを持つスーパークラスを新規作成して、
現在のクラスをそのクラスの派生クラスとします。

public class A {
  public void func() {
    ...
  }
}

↑このようなクラスに対して、funcを選択してこのコマンドを実行すると…

public class B {
  public void func() {
    ...
  }
}

public class A extends B {
  ...
}

のようになります。
ある程度クラスが大きくなってきた場合や
別の似たようなクラスを作りたい場合などに使うことになるでしょう。

Extract Interface...

上記の Extract Superclass...と似ています。
選択したメソッド群を定義したインターフェイスを新規作成し、
現在のクラスがそのインターフェイスを実装するようにします。

Use Supertype Where Possible...

※用途不明

Push Down...

選択したメソッドもしくはフィールドをサブクラスに移動します。
当然、そのフィールドを現クラスで参照している場合は移動できません。

Pull Up...

選択したメソッドもしくはフィールドをスーパークラスに移動します。

Extract Class...

選択したクラス内で定義されたフィールドの一部(または全部)を
持ったBeanクラスを新規作成します。
フィールドが増えてきたときなど、これを使ってクラス化しましょう。

Introduce Parameter Object...

選択したメソッドの引数群の一部(または全部)を
持ったBeanクラスを新規作成します。
引数の数が増えてきたら、これを使いましょう。

Introduce Indirection...

選択したメソッドをstaticメソッドとして再作成します。
今まで非staticだったメソッドをstaticメソッドに変換することになります。

Introduce Factory...

指定したコンストラクタを、staticなファクトリメソッドとして再作成します。
あるクラスにコンストラクタが3つ以上あるようなら
これを利用することを考えましょう。

コンストラクタが増え過ぎると、ユーザはどれを使っていいか悩みます。
なぜなら、コンストラクタは名称が固定だからです。
ファクトリメソッドにすれば、用途に応じてメソッド名を変更することが出来ます。

Introduce Parameter...

選択した式を、メソッドのパラメータに追加します。

void func() {
    System.out.println("test strings");
}

    ↓  "test strings"を選択してコマンド実行

void func(String str) {
    System.out.println(str);
}

Encapsulate Field...

フィールドのGetter,Setterメソッドを生成します。
Generate Getter and Setter...とほぼ一緒ですが、こちらは多少のカスタマイズが可能です。

また、命名規約があってフィールド名を field_ にしている場合など
作成するGetterメソッド名は getField_ ではなく getField にしたいはずです。
この場合、 Window->PreferencesのJava→Code Generationで
これらの命名規約を記述してあげることで適切なメソッド名を自動的に生成します。

再度宣伝になりますが、
Limy Eclipse Plugin も使ってあげて下さい(しつこい?)。

Generalize Declared Type...

フィールド宣言の型を、そのスーパークラスに変更します。

ArrayList list;
    ↓
List list;

Infer Generic Type Arguments

JDK5.0のGenerics用リファクタリングを行います。
例えば、

List list = new ArrayList();
list.add("string");

のようなコードを

List<String> list = new ArrayList<String>();
list.add("string");

のように変換してくれます。

Assume implementations of clone() return an object of the same type

詳細は不明です。

Leave unconstrained type arguments raw (rather than inferring <?>)

詳細は不明です。

Migrate JAR File...

詳細は不明です。

Create Script...

リファクタ履歴から、選択したリファクタの内容を
スクリプトファイル(XML形式)で出力します。

Apply Script...

Create Script... で作成したスクリプトを
現在の環境で実行します。

これはどんな時に使うかというと。
例えば、複数の人数で修正をしているプロジェクトがあったとします。
このとき、大規模なリファクタリングをすると
その影響度が大きいためCVSなどにCommitすることを躊躇ってしまいます。

そこで、リファクタスクリプトの登場です。
リファクタをした人は、修正をしたクラスだけをCommitします。
それを参照しているファイルは、もしかしたら他の人が
修正しているかもしれないからです。

で、他の人がその修正をしたクラスをUpdate(更新)します。
するとおそらく、それを参照しているクラスで
コンパイルエラーが発生しているはずです。
今までだと、このコンパイルエラーを手修正で直す必要がありました。

ここでリファクタスクリプトを実行します。
すると、関連のクラスが自動で修正され
コンパイルエラーも解消するというわけです。
あとは自分の好きなタイミングでそれらのファイルをCommitすればいいのです。

History...

リファクタの履歴を参照します。

Navigate

Go Into

Package ExplorerまたはNavigatorビューで、選択したフォルダの中に移動します。
ビュー内には移動先フォルダの下階層のみ表示されます。

Go to

Back

Go Intoで移動した一つ前のフォルダに移動します。

Forward

Go Intoで移動した一つ先のフォルダに移動します。

Up One Level

親フォルダに移動します。

Referring Tests...

※未調査

Type...

Javaクラスを検索します。ワイルドカードが使えます。

Package...

Javaパッケージを検索します。ワイルドカードが使えます。

Resource...

リソース(あらゆるファイル)を検索します。ワイルドカードが使えます。

Java Editor

以下のコマンドは、Java Editor内でのみ使用できます。

Previous Member

Ctrl-Shift-↑

カーソルを一つ前のメンバに移動します。

Previous Member

Ctrl-Shift-↓

カーソルを一つ後のメンバに移動します。

Matching Bracket

Ctrl-Shift-P

カーソルを対応する括弧に移動します。

Open

ファイルを開きます。

Open Declaration

F3

Java Editor内で選択したクラスやフィールドの定義文を表示します。
ちなみに、Editor内でCtrl + 左クリックでも同様の事が行えます。

Open Type Hierarchy

F4

選択したクラスやフィールドをHierarchyビューで開きます。

Open Call Hierarchy

Ctrl-Alt-H

選択したメソッドをCall Hierarchyビューで開きます。

Open Super Implementation

選択したメソッドの上位クラスでの定義文を表示します。

Open External Javadoc

Shift-F2

選択したクラスのJavadocを表示します。
このコマンドを使う前に、プロジェクトのPropertiesでJavadoc Locationを指定しておく必要があります。

Open Type...

Ctrl-Shift-T

Javaクラスを検索します。ワイルドカードが使えます。

Open Type in Hierarchy...

Ctrl-Shift-H

Javaパッケージを検索します。ワイルドカードが使えます。

Open Resource...

Ctrl-Shift-R

リソース(あらゆるファイル)を検索します。ワイルドカードが使えます。

Open Task...

Ctrl-F12

タスクを検索します。

Activate Task...

Ctrl-F9

アクティブタスクを検索します…多分。タスクはまだ使ったこと無いのでよくわかりません。

Deactivate Task...

Ctrl-F9

アクティブでないタスクを検索します。

Show in Breadcrumb

Alt-Shift-B

選択したリソースを Breadcrumb 内で表示します。

Show in

Alt-Shift-W

選択したリソースをOutline / Package Explorer / Navigatorのビューで開きます。

Quick Context View

Ctrl-Alt-Shift-Right

Mylyn 関連らしいです。詳細は不明です。

Quick Outline

Ctrl-O

現クラスのOutline(フィールドやメソッド一覧)をポップアップウィンドウに表示します。
ウィンドウの中でインクリメンタルサーチが効くので結構便利です。

Quick Type Hierarchy

Ctrl-T

現クラスのHierarchy(クラス構成)をポップアップウィンドウに表示します。
例えば、インターフェイスのメソッドを選択してこのコマンドを実行すると
それを実装したクラスが一覧でずらっと出るような使い方があります。

Next Annotation

Ctrl-.

Editor内で次のAnnotation(コンパイルエラー等)に移動します。

Previous Annotation

Ctrl-,

Editor内で前のAnnotation(コンパイルエラー等)に移動します。

Last Edit Location

Ctrl-Q

直前まで編集していた場所にカーソルを移動させます。

Go to Line...

Ctrl-X G

指定した行番号にジャンプします。

Back

Alt-Left

一つ前に開いていたファイルに移動します。
ファイルが閉じていれば開きます。

Forward

Alt-Right

一つ先で開いていたファイルに移動します。
ファイルが閉じていれば開きます。

Search

Search...

Searchダイアログを開きます。

File...

Searchダイアログ(File Searchタブ)を開きます。

Java...

Searchダイアログ(Java Searchタブ)を開きます。

Text

選択したテキストを参照している箇所を検索します。
Javaファイルだけでなく、XMLファイル等も検索対象となるので
ある種の設定ファイル地獄的なプロジェクトでは
必須のコマンドとなるでしょう(笑)。

References

選択したメンバを参照している箇所を検索します。

Declarations

選択したメンバを宣言している箇所を検索します。
メソッドを検索する場合は、他クラスの同名のメソッドも対象になります。

Implementors

選択したインターフェイスを実装しているクラスを検索します。

Read Access

選択したフィールドをread参照している箇所を検索します。

Write Access

選択したフィールドへ書き込みしている箇所を検索します。

Occurences in File

Ctrl-Shift-U

ファイル内でこのメンバを参照している箇所を検索します。

Referring Tests...

選択したメソッドをテストしている箇所を検索します。

Project

Open Project

閉じているプロジェクトを開きます。

Close Project

プロジェクトを閉じます。
閉じられたプロジェクトはあらゆる表示・検索対象から外れます。

Build All

全てのプロジェクトをビルドします。

Build Project

プロジェクトをビルドします。

Build Working Set

ワーキングセット(プロジェクトの集合)をビルドします。

Clean...

一つ、または全プロジェクトをリビルドします。

Build Automatically

自動的にビルドを行うかどうかを指定します。
デフォルトではONです。

Generate Javadoc...

選択したクラス/パッケージ/プロジェクトのJavadocを生成します。
preferencesJavadocでJavadocコマンドの実行パスを指定しておく必要があります。

Run

Toggle Breakpoint

Ctrl-Shift-B

現在行に関連するブレークポイントをON/OFFします。

Toggle Line Breakpoint

現在行のブレークポイントをON/OFFします。

Toggle Method Breakpoint

現在行を含むメソッドに対するブレークポイントをON/OFFします。

Toggle Watchpoint

現在行が示す変数へのブレークポイントをON/OFFします。

Skip All Breakpoints

全ブレークポイントを一時的に無効にします。

Remove All Breakpoints

全ブレークポイントを削除します。

Add Java Exception Breakpoint...

Java例外に対するブレークポイントを追加します。

Add Class Load Breakpoint...

クラスがメモリにロードされるときにブレークポイントを追加します。

Resume

F8

プログラムを再開させます。

Suspend

現スレッドを一時停止させます。

Terminate

Ctrl-F2

プログラムを強制終了します。

Step Into

F5

ステップ実行(メソッドの中まで追跡)を行います。

Step Over

F6

ステップ実行(メソッドの中を追跡しない)を行います。

Step Return

F7

現メソッドの終了まで実行します。

Run to Line

カーソル行までプログラムを実行します。

Use Step Filters

Shift-F5

ステップ実行(メソッドの中まで追跡)を行います。
ただし、Step Filteringで定義されたクラス(パッケージ)の中は追跡しません。

Run Last Launched

Ctrl-F11

最後に実行したプログラムを実行します。

Debug Last Launched

F11

最後に実行したプログラムをデバッグ実行します。

Run History

実行履歴から選択してプログラムを実行します。

Run As

現在のプログラムを実行します。

Run Configurations...

実行設定ウィンドーを開きます。

Debug History

デバッグ履歴から選択してプログラムをデバッグ実行します。

Debug As

現在のクラスをデバッグ実行します。

Debug Configurations...

デバッグ設定ウィンドーを開きます。

All References...

選択したインスタンスを参照しているものを全て表示します。
Java6からの新機能です。

All Instances...

Ctrl-Shift-N

クラスを選択してこのコマンドを実行すると、
現在JavaVM上にあるそのクラスのインスタンスが全て表示されます。
Java6からの新機能です。

Watch

デバッグ中、選択した変数(式)を Expressions ビューで開きます。
Inspect との違いは不明です。

Inspect

Ctrl-Shift-I

デバッグ中、選択した変数(式)を Expressions ビューで開きます。

Display

Ctrl-Shift-D

デバッグ中、選択した変数(式)を Display ビューで開きます。

Execute

Ctrl-U

デバッグ中、選択したメソッド(式)を実行します。

Force Return

Alt-Shift-F

メソッドから強制的にreturnします。
環境によってはうまくいかないようです。

Step Into Selection

選択した部分までプログラムを実行します。
Run to Line の詳細バージョンです。

External Tools

外部プログラムを実行します。

Window

New Window

新しいEclipseウィンドーを開きます。

New Editor

新しいエディタを開きます。
これで、Eclipseユーザ念願の
「同一ファイルを複数フレームで見ながら編集できる」ことが可能になりました。
わざわざその為にMeadowを使わなくても良くなったのです(笑)。

Open Perspective

パースペクティブを開きます。

Show View

ビューを開きます。

Customize Perstective...

パースペクティブをカスタマイズします。
Eclipse3では大幅にカスタマイズ方法が変わっています。

Save Perstective As...

新しい名前でパースペクティブを保存します。

Reset Perspective

現在のパースペクティブをデフォルト状態に戻します。

Close Perspective

現在のパースペクティブを閉じます。

Close All Perspectives

全てのパースペクティブを閉じます。

Navigation

キー操作で実行可能なコマンド群を表示します。

Show System Menu

Alt--

ビューのシステムメニューを表示します。
ビュー左上のアイコンをクリックしたときに表示されるものと同じです。

Show View Menu

Ctrl-F10

ビューのメニューを表示します。
ビュー右上のアイコン(Closeアイコンの隣)をクリックしたときに表示されるものと同じです。

Quick Access

Ctrl-3

詳細は不明です。

Maximize Active View or Editor

Ctrl-M

現在のビューまたはエディタを最大化します。
ビューまたはエディタのタイトルバーをダブルクリックしても同様の事が行えます。

Minimize Active View or Editor

現在のビューまたはエディタを最小化します。

Activate Editor

F12

エディタをアクティブにします。

Next Editor

Ctrl-F6

エディタ内で次のファイルへ移動します。

Previous Editor

Ctrl-Shift-F6

エディタ内で前のファイルへ移動します。

Swicth to Editor

Ctrl-X Ctrl-B

現在開いているエディタの一覧を表示します。

Next View

Ctrl-F7

次のビューへ移動します。

Previous View

Ctrl-Shift-F7

前のビューへ移動します。

Next Perspective

Ctrl-F8

次のパースペクティブへ移動します。

Previous Perspective

Ctrl-Shift-F8

前のパースペクティブへ移動します。

Preferences

Preferencesダイアログを表示します。
ここで様々な設定を行います。詳しくはPreferences解説を見て下さい。

Help

Welcome

Welcomeページを開きます。

Help Contents

Helpウィンドーを開きます。

Search

Help内検索を行います。

Dynamic Help

Help ビューを表示します。
このビューには、そのときの状況に応じたヘルプがダイナミックに表示されます。

Key Assist...

Ctrl-Shift-L

キーバインド一覧を表示します。

Tips and Tricks...

Tips and Tricksページ(便利な使い方など)を開きます。
ダイアログが出るのでその中から対象を選択します。

Cheat Sheets...

チュートリアルを参照します。
調べたい項目を選ぶと、専用のビューが開きます。

Software Updates

ソフトウェア(プラグイン)のインストール/アップデート機能を実行します。

About Eclipse SDK

Aboutダイアログを開きます。