家の環境は完全にLinuxに移行したんだけど
未だに色々な事は未解決のまま。
とりあえずデジカメだけでも使えるようにしようと思って
ちょっと調べてみた。
我が家のデジカメは、Canon の IXY Digital 320 という代物。
USB端子が付いているので、PCとの接続はこれで行う。
--- 1から ---
まずはカーネルコンパイルから。
今使ってるカーネルは色々いじってたら
USBが使えない状態になってしまったのだ。
最新の2.6.16.1を落としてくる。
USB Support、HotPlug、PCI Hotplug(名称は適当)などを有効にして
カーネルコンパイル。
システムを再起動すると、/proc/bus/usb 以下にいくつかのファイルが作成される。
ちなみに、我が家の環境ではこんな感じ。
.
|-- 001
| `-- 001
|-- 002
| `-- 001
|-- 003
| `-- 001
`-- devices
そして、デジカメの電源を入れてUSB経由でPCに接続。
するとこんな感じになる。
.
|-- 001
| `-- 001
|-- 002
| |-- 001
| `-- 007
|-- 003
| `-- 001
`-- devices
「007」ってのが増えてるのがわかる。
これがデジカメだ。
--- gphoto2 ---
さて、ここまで来たら次。
このままではまだ画像ファイルをPCに取り込むことが出来ない。
いくつか選択肢はあるみたいだけど、gphoto2を使うことにした。
カーネル2.6から使えるusbmountも試してみたけどうまくいかなかったので。
gphoto2を使う場合の注意を一つ。
Debianパッケージからインストールするとバージョンが古くてダメだった。
ちぇっ、これだからパッケージってのは嫌いだ。
サイト から最新のgphoto2(およびlib)をダウンロードしてきてインストール。
あとは、rootになって
# gphoto2 --auto-detect -P
とやると、カレントディレクトリ以下に画像ファイルが全てコピーされる。
一般ユーザでやろうとすると
「カメラが見つかりません」というエラーになるので注意。
gphoto2で対応しているデジカメ一覧は、
http://www.teaser.fr/~hfiguiere/linux/digicam.html
↑ここを参照。
どうやら、/proc/bus/usb/002/007 への書き込み権限が必要らしい。
このファイルはcameraグループで作成されていた(Debianの場合)ので
ユーザをcameraグループに追加すればOK。
これで、一般ユーザでもファイルの取り込みが可能になる。
古いカーネルだとこのファイルはrootで作成されているので
手動でグループを変えるなりしないといけない。
ただ、このファイルはUSBの接続時に作成され切断時に削除されるので
自動でこの作業を行うにはmurasakiなどのライブラリを使う必要があるらしい。
詳しくは、
http://logcabin.cocolog-nifty.com/linux/cat4132529/
↑ここ参照。
--- gtkam ---
さて、上で紹介したやり方でもいいんだけど
これだと毎回デジカメ内の全てのファイルをダウンロードすることになり
少々効率が悪い。
そこで、gtkamの登場だ。
これを使えば、プレビューでデジカメの内容を確認しながら
必要なファイルだけをダウンロードできる。
使い方は簡単なので省略。gtkamを実行してカメラを自動追加すれば
プレビューが出てくるのでわかるはず。
GIMPのプラグインとして使うことも可能。
普通、デジカメからダウンロードした画像を
そのまま使うことは少ないだろうから
大抵はこの方法で使用することになるはず。
--- GIMP対応 ---
で、これにはgtkamをソースからインストールする必要がある。
一応Debianにはgtkam-gimpというパッケージがあるのだが
これだと駄目だったので(これを読んでる「今」では出来るかもしれないけど)。
gtkamは、先程紹介したgphoto2のサイトからダウンロードできる。
ただし、そのままインストールしてもGIMP対応にならない
(GIMPをソースインストールしているなら話は別かも)ので
ちょっと手間を掛ける必要がある。
まず、gimptoolが使えるかどうか確認してみる。
% gimptool
使えたら問題無いので次に進む。
使えなかったら、まずこいつからインストールする。
Debianならば、libgimp2.0-dev パッケージをインストールすればOK。
gimptoolが使えるようになったら、
% gimptool --cflags
% gimptool --libs
をそれぞれ実行。
すると、ずらっと文字列が出力されるはず。
これは、GCCに渡すためのコンパイラオプションである。
% export GIMP_CFLAGS="..."
% export GIMP_LIBS="..."
を実行。ここで「...」の部分は、gimptoolの出力結果をそのまま使うこと。
そしたらconfigure。その出力結果に
Gimp support: yes
と出力されればOK。
あとは、make / make install で完了。
ただし、そのままではGIMPプラグインが /usr/local/lib/gimp/2.x/plug-ins 以下に
インストールされてしまうので、これを適切な場所にコピーする必要がある。
% cp /usr/local/lib/gimp/2.x/plug-ins/gtkam-gimp ~/.gimp-2.x/plug-ins
こんな感じで。システム全体で使わせたかったら /usr/lib/... でも良い。
以上で、gtkamのGIMPプラグインはインストール完了。
GIMPを起動して、ファイルメニューの「取り込み」から「カメラから読み込み...」
と出てれば成功。あとはgtkamと同等の操作で画像を取り込めばいい。
…ふぅ。以上でLinuxからデジカメを使えるようになりました。
肝心の画像は…また今度。今日はもう疲れました(笑)。