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2005年4月の日記

2005/04/01(金)
エサ
さて、今日から新年度です。
現場では朝から長ったらしい朝礼。
いよいよこのプロジェクトも依頼主から「斬られ」ようとしているらしい。
来年度には大幅なコスト削減が行われるとか。
まぁ僕はそのときには既にいないから関係ないけど。

にしても、今日から入社・参入するメンバーもいるってのに
いきなりこんな話するのもどうかと。

とか思っていたら。
一番貢献したチームに国内旅行をプレゼントするとかいう話を始めた。
アホか、そんなエサに食いつく奴いんのかね。

--- 席替え ---
年度が変わるということで、席も替えるらしい。
座席表見る限りじゃ、あんまり良い席ではなさそうだ。

--- 主体 ---
何のためにアプリケーションを開発するのか。
答は簡単、それを使う人のためだ。
そんな簡単なことすらわかってない奴が多すぎる。

つまり「お前らは俺達が作ったものを使え」という態度。
これでは、とてもじゃないが使えるシステムが完成するわけがない。
自分が使う側の立場に立ったらどう思うか、これを考えるだけでいいのだ。
自分にとって使いにくかったら、それが当然相手にとっても使いにくい。
自分が便利だと思う機能は、相手にも喜ばれる。

今のシステムを開発していて、ホント不便だなと思うことが良くある。
インターフェイスの悪さが一番だね。
設計段階からこれだから、この先いくらあがこうが無駄だろう。

--- あれれ… ---
ますますこの現場の技術レベルが怪しくなってきた。
データベース専門に担当してる人がいるんだけど、
その人にカラム追加の依頼を出したら
「今あるデータ全部消してもいいですか?」と聞かれた。

おいおい、カラム追加するだけなのに
何でデータ消す必要があんのよ。
専任置いといてこれじゃ、相当やばいんじゃないの。

--- 激重 ---
ここの現場はときどき、データベースが突然重くなる。
しかも、その状況がしばらく続くので
その間は開発の作業が出来ない。
SQL1件問い合わせるだけで2秒近く掛かるんだぜ?
どう考えてもおかしい。

まぁいいや、この間に日記でも書いとこう(笑)。

2005/04/04(月)
付属ソフト
この前買ったキャプチャに付いてた付属ソフトが
あまりにもヘボで困っている。メチャクチャ使いにくいのだ。

まずは録画予約。
なんか知らんがうまく予約できないことが多い。
おそらく何かしらの条件が満たされていないんだと思うが、
それが何なのかがわからない。

そして動画の編集ツール。
簡単なカット操作でさえ、やり方が不明瞭すぎてうまくいかず。
まったくひどいね。カノープスはこういうとこが弱点ってことか。
最近じゃシェアもトップから転落したらしいけど、これが原因だよ。
ハードの性能なんてどれも似かよってきてるんだから。

--- 結果はいかに… ---
さて、今日はメジャーリーグ開幕。
さらに甲子園は決勝。
さっそく録画予約をして家を出てきたわけだが、
うまくいってるかどうか。
今までほとんどうまくいった試しがないもんね。

--- 会議好き ---
メンバーの大半は会議に出かけてったぞ。
ただ、仕事終わってない奴まで行くこたないだろ。
別に必要ないのに。
それがこの先どれだけ周りに迷惑掛けることになるのか判ってんの?

さらに言えば、会議の中心にいる人物も
明日までに用意するはずのものが今だに出来上がっていない。
会議が始まってから既に3時間が経過。
こりゃ彼らは残業だね。

…結局彼らは僕が帰るまで会議室から出てこなかったとさ。

--- Pマーク ---
今月から施行された個人情報保護法。
それに伴ってP(プライバシー)マークを取得しようとする企業が多いらしい。
かくいうこの現場もその一つ。

ただ、今の状況じゃどう考えたって無理だろ。
机の上には平気で書類が散らかってるし。
取得のための試験って結構厳しいんだよ。前にニュースでやってたけど。

--- 恒例の敵 ---
席替え後の席はそれほど悪くない。
が、そこには一番の強敵が待ち構えていた。
それは空調。まだ外も寒いってのに冷房がヒューヒュー当たって寒いのなんの。

--- 予想通り ---
帰宅後。やはり、録画はうまくいっていなかった。
どうなっとんじゃ?。と叫んでてもラチあかないので
とりあえず原因を調べてみることにする。

なんとなく原因はわかった。
このソフト、どうも予約にタスクスケジューラを使ってるらしい。
うちのPCはタスクスケジューラを切ってたのでうまくいっていなかったようだ。

ったく、何のために録画ソフト常駐させてるんだよ。
タスクスケジューラを使ってるんならそれをどこかに表示しといてくれ。
もしくはサービス切ってたら警告出すとか。

とりあえずこれで明日また試してみようと思う。
にしてもさぁ、せっかく松井もホームラン打ったってのに。
あ?あ、見たかったなぁ。

2005/04/06(水)
初体験
それは朝の出来事だった。
いつものように仕事へ向かうために電車に乗る。
新入シーズンのせいか、車内はギュウギュウ詰め状態。

僕の前にいた男が、体勢を整えるためか腕を曲げてきた。
(いてて…こんな狭い車内で動くんじゃねーよ)
僕は心の中で呟く。

と、その男の向こう側から声が飛んできた。
「やめて下さい!」
女性の声だ。それほど大きい声ではなかったが、
静かな車内にそれははっきり響き渡った。

よく痴漢の話は聞くけど、
それを実際に見たのは初めてだ。
まぁ今回も直接その現場を見たわけじゃないんだけど。
男は僕に背を向けていたので、僕は女性の声がするまで
目の前で行為が行われていたことに気付かなかった。
実際本当に痴漢していたかどうかも僕にはわからない。

--- 終幕 ---
その後は何事も無く、次の駅まで向かっていた。
一駅とはいっても約10分程掛かるので、その男には長い時間に感じたはずだ。
ちなみにその男は、注意をされた後は手を上に上げて
座席の鉄パイプを掴むことで「もう何もしません」的なアピールをしていたようだ。

駅に着いた。
ここは終点ではないが、乗客のほとんどが降りる。
一斉に降りようとすると危ないが、ここにはいつもそれほど乱暴は乗客はいない。

が、今日は違った。
前の人間を押しのけるようにして降りていった人間がいる。
奴だ。そのまま逃げるようにしてホームを駆けていく。
それを追いかけるように、先程の女性が叫びながら走り出した。
「捕まえて下さい!その人痴漢です!」

まるでフィクションみたいな展開だな。
…って感心してる場合じゃないけど。
しまったな。こうなるんだったら予め手を打っておくべきだった。
その男が捕まってることを祈るぜ。

--- ゲーム音 ---
現場でたまにゲーム音みたいなのが聞こえてくる。
「ピコン」とか「ピュン」とか。
PCの設定音か何かだろうが、正直仕事場で使わないでほしいね。
ただし、本当にゲームしてるんだったら許す(笑)。

--- 未だうまくいかず ---
一体どうなっとんじゃ。
TVキャプチャの録画がうまくいかない。
こうなりゃコーナー化だ(笑)。
題して、「MTV2005 録画予約までの道」。

まずは動作概要。
録画予約を行うには、専用のクライアントアプリを使う。
このアプリは常時常駐型で、Windowsのスタートアップ時に起動される。

録画予約は、PCを使用中の場合は何事もなく成功する。
問題は、PCから離れている時間帯に録画をしようとしたとき。
っていうか普通録画予約っていうのはそういう為に使うわけだから、
これがうまくいかないと話にならない。

--- 原因の真相 ---
昨日までの調査で、録画がタスクスケジューラ(以下TS)を使ってることはわかった。
だとすれば、これはTSの問題と言えるのかもしれない。
Webで少し調べたところ、TSの不具合は少なからず報告されている。
これはおそらくBIOSを含めた環境の問題だから、
原因を究明して修正するには少々手間が掛かる。

そんなことをするのは面倒だ。
何より、Microsoftのバグ修正をするなんて俺は嫌だ。
というわけで、ここはプログラマらしく
スマートな解決法を取ることにした。

TSを使わずとも、他にも自動実行デーモンはあるのだ。
一番有名なのが、UNIXで採用されているcronだね。
これならば実績もあるし、cygwinを使えばWindows上からも動かせる。

というわけで早速実践。
まずは現場でcygwinとcronの動作を確認。
うむ、何の問題も無くWindowsからでも使えそうだ。
後は家に帰ってから録画予約アプリとの連携を取ればうまくいくはず。

しかし、当然のようにこの予約アプリも
独自のバイナリ形式で予約データを扱ってるので
こちら側で予約アプリケーションを自作することが出来ない。
ここら辺が歯痒い所だ。

--- 一目瞭然 ---
ぼ?っとしてる人がいます。
何を隠そう、うちのリーダーです。
瞑想中か(笑)?
かと思ったら、今度は誰かのマシンで何やら面白い事(詳細は不明)が起こったらしく
「(見に)行く行く!」とスーパーヤジ馬根性を発揮して席を外す。

こんな事が日常茶飯事に行われている。
この状況見てりゃ一目瞭然だね。そんなんで仕事終わるわけないでしょ。
こんな風に現実逃避でもしてなきゃ生きてけないんだろう。

--- 桜 ---
いやぁ、綺麗に咲いてますな。
現場近くの並木道はなかなか良い眺め。
それにしても今日は暖かくていい天気だね。
せっかくなんでのんびり見て歩きましたよ、仕事の合間に(笑)。

--- 不明 ---
…うむむ、なぜか今日は録画予約がうまくいっていたぞ。
タスクスケジューラもうまく動いたようだ。
ちっ、しゃーない。とりあえずはあと何回か様子を見るか。

2005/04/09(土)
花見
昨日は現場のメンバーで花見に行ってきました。
もう散り始めてるからちょうどいい時期だったね。

2次会で遅くなって「終電間に合わね?な?」と思っていたら。
どうやらこの前のダイヤ改正で終電の時間も少し延びたみたい。
おかげでタクシーの世話にならずに済んだ。

それにしても飲み過ぎた。
今日は朝から頭痛だぜ。

2005/04/11(月)
乱文注意
ほんっとに、どうしようもない現場だぜ。
おっと。いきなりの乱文失礼。
今日はちょっと荒れてるんで注意。

前にも話したように、現在開発部隊は2チームに分かれている。
僕らのチームはほぼスケジュール通りに動いていて、特に問題が無い。
が、もう片方のチームは大幅に遅れていて
かなり悲惨な状況になっているらしい。

本来、僕がこのような事を心配するべきじゃない。
他のチームの進捗度合が遅れようがそれは僕の責任じゃないのだから。
そういうのは、それを管理するマネージャの責任だ。
僕は僕に与えられた作業をするだけ。

--- チームvsグループ ---
ただ、チームとしてのまとまりは必要だから
チーム内の作業に関しては手伝うこともある。
結局チームとしての遅れは僕自身にも影響が及んでくるからだ。

だけど、それ以上の事に手を出すことはしない。
例えば他のチームの作業を手伝うとかね。
他業界はどうだか知らないけど、少なくともこの業界では
「チームが異なる」ということは「会社が異なる」のと同じくらいの差がある。
チームによって開発スタイルもバラバラだし、普段話す機会というのもまず無い。

もちろん、こういったスタイルが良いという訳じゃない。
理想論から言えば、社内チーム間のつながりを持つべきだろう。
しかし、こういった現場は皆無に等しい。
チーム同士を束ねるような人物がいないからだ。

--- それぞれの役割 ---
だから、他チームの作業に手を貸すべきじゃない。
向こうから作業依頼があれば別だが、そうでない限りは
こちらから手伝おうと言ってもそれは単なるおせっかいに過ぎない。
それがかえって向こうの作業量を増やしてしまうことだってあるからだ。

向こうのチームは連日残業。
片やこちらは毎日定時(←それは俺だけか)、さらに欠席率も高い。
当然こんな状況はまずい。

--- 労働時間 ---
しかし、今回向こうから出た意見というのが最悪だ。
作業を手伝ってくれというのではない。
「自分達が残業してるんだからお前達も残業しろよ」
まぁ簡単に言えばこういう事だ。

彼らは一体、何のために仕事をしてるんだろう。
そんな事したところで、何の解決にもなってね?じゃねぇか。
こいつらの思考回路は壊れている。

2005/04/14(木)
依然として
以前ここのチームリーダーに話をした後、
多少は僕の状況も改善されるようになった。
しかし、結局はこの前の空残業事件に代表されるように
状況は依然として悪いままだ。

こんな状況のまま生活していくのは良くない。
そのうち現場に行くのも嫌になってしまうだろう。

--- 上へ上へ ---
というわけで、今度はグループのリーダーに相談してみた。
彼は開発のトップにいる人間だから、
これで駄目だったら諦める必要があるけど。

彼も今の現状が相当にヤバいという事は自覚しているようだ。
そして、来週末にグループ内でのチーム再編を行うという話。
当然のごとく現チームリーダーは降格する予定らしいので
今よりはマシなチーム編成になるだろう。

--- 余計な事? ---
彼が気にかけていたことの一つが、僕がいるチームの作業内容だ。
これを決めているのは、チームのリーダーとボス(以前は主任として登場)。
一言で言えば、「必要の無い機能まで実装しようとしている」。

確かに、僕もそれは感じていた。
例えば、今どきNetscapeの6に対応する必要が本当にあるのか等。
そのために掛かる工数も馬鹿にならない。

この製品は、初めからユーザがいるのではなく
「こんなの作りましたから皆さん使って下さい」という類の製品だから
必要な機能が何なのかという事を
こちら側で決めて提供していかなければならない。
そういう点では通常のプロジェクトよりも難しいのは確かだ。

--- 現在 ---
しかし、現在では既に使うことが決まっているユーザもいくつかいる。
今の時点では、彼らの意見を聞くことが仕様決定の重要な要素であるべきなのだ。
それなのに、それをしようとしない。

自分達が考えた機能を提供し「ホレ使えよ」と言ったとき
「こんな機能いらない」「この機能欲しいよ」などという要望が
多数挙がってくるのは目に見えているのに。

--- 謎の部署 ---
この現場には、システム管理部というチームがいる。
サーバの管理などを専門にやっていて
こいつらがいるから開発がスムーズに行かない面もある。
開発サーバにアップロードするために必要な権限をいちいち
こいつらに頼んで作ってもらう必要があるからだ。

全般的に態度が悪いってのもある。
ただパスワード知ってるだけの人間がなぜそこまで偉そうにする必要があるのか。
しかも、全部で50人程度しかいない現場において
このチームに5名も配属しているという効率の悪さ。
せめて2人いりゃ充分だろ。

とにかくこんな奴ら必要無い。
俺がその代用をすること位簡単なのだから。

2005/04/15(金)
スキル
@ITの記事を読んでいて、納得させられる部分があった。
スキルのある人間が必ずプロジェクトを成功させるかというと
そうではない。
もちろん、スキルの無い人間よりは全然マシなのだが。

スキルがあっても、それをプロジェクトに貢献しないと
そのスキルは無駄になってしまう。

--- スキルの種類 ---
以前までの僕は、少しそういう傾向にあったと思う。
現場でやる事が無くなれば、自分の趣味に費す。
それがスキルの向上の繋がるのだから無駄にはならないという思いがあった。

これはある特定のスキルしか向上させない。
それは「物を作る力」だ。
もちろんこれは開発の基礎となる部分で非常に重要だが
それだけではうまくいかないことも最近わかってきた。

そのために必要なのが「物事を遂行させる力」だ。
これを身に付けるためには、自ら行動するしかない。
現状をどうやって打破するか。
リーダーが駄目だからと言って、
それを理由にプロジェクトを遅らせているようでは甘かったのだ。

--- 時の経過 ---
別にこれを放置しておいても、僕には何の責任も問われない。
時間が経てば、僕がリーダーの立場になるのだから
そのときに頑張ればいいという考えもあるだろう。

でも、それじゃ遅いと考えるようになってきた。
受動的では、そこに到達するまでに何年も掛かる。
僕がこの業界に入って4年、今だに下っぱとして働いているのは
そういう事にも原因があるのだと思う。

--- 自発的 ---
自分から動かなければ駄目なのだ。
仮にそれが誰かの地位や名誉を汚すとしても。
彼らには別の作業をしてもらえばいい。
その方がプロジェクトはうまく進行するし
会社にとっても社会にとっても良い事のはずだ。

そういう人材を嫌う現場ならば、僕がそこから去れば良いだけだ。
けど、ここはどうもそうでは無いようだ。
ほとんどが外部の人間だということもあって
自社員だろうが他社員だろうが関係無くチャンスがある。

そうは言っても、ここに留まろうという気にはあまりなれない。
もう既に手遅れという気がするのだ。
来年には他社に仕事を引き渡すという話もほぼ決定しているらしい。
後処理をやるのは、ここまでプロジェクトを駄目にしてしまった人達で
責任を取るべきだろう。

2005/04/18(月)
研修
今週現場では、Pマークの研修があるらしい。
面倒なことに僕も出席しなきゃならない。
あ?あ、たりぃな。

--- 気が付けば… ---
週末の間に年齢が1個増えてました。
っていうか気づけよ(笑)。
免許更新しないとね。

--- 新顔続々 ---
新学期ということもあって、今月は現場にも新入生が多い。
今日も一人増えた。
まぁその分減る人もいるから、全体の人数としてはあんまり変わってないんだけど。

--- GNU ---
そろそろこんな話でも。
世の中に、GNUプロジェクトというものがある。
これはソフトウェア開発集団であるが、他の集団とは一線を画している部分がある。

それは、「プログラマに自由を与える」ことだ。
多くのソフトウェアでは、プログラマに自由が与えられていない。
つまり、そのソースコードが提供されていない。
ソースが提供されていないということは、
プログラマはソフトウェアを変更出来ないという事だ。

--- 自由の無い世界 ---
僕がMicrosoftの製品を嫌うのは、それが独占的であるからだ。
Excelを使うためにはWindowsを使う必要があり、
Excelファイルを修正するためにはExcelのプログラムを動かさなければならない。

ここには何の自由も無い。
僕には、Windowsを使わないという選択も
Excel以外のプログラムからExcelファイルを修正する事も出来ない。
さらに言えば、使いにくいExcelのプログラムを
自分の使いやすいように修正することも出来ない。

全ての人は、物事をより効率良くするためにソフトウェアを使う。
そして僕らプログラマは、そのソフトウェアを作り出すことが出来る。
使いにくいアプリケーションを、使いやすく修正するための権利が
僕らにはあるはずだ。

それによって、大勢の人が幸せになれる。
今まで丸一日掛かっていた作業が、その半分の時間で終わるとしたらどうだろう。
突然のクラッシュによって、その日一日の苦労を無駄にした人達に
安心して作業できるソフトウェアを提供してあげたい。

--- 束縛の日々 ---
僕らは束縛される。
フリーでない製品を使い続ける限り。
Officeの次のバージョンが出るまで、僕らは何年も
この使いにくいソフトウェアを使い続けなければならない。

そして次のバージョンが出たとしても、
そこでは僕が改善してほしい部分の1割も改善されていないだろう。
替わりに、ほんの一部の人間しか必要としない機能が山ほど追加されているはずだ。

--- 話を戻して… ---
GNUプロジェクトの全ての製品は、
プログラマにあらゆる自由を提供してくれる。

僕らはその製品を自由に改造することが出来る。
バグが発生したら、ソースを元にバグの原因を追求し直すことが出来る。
僕が欲しい機能はおそらく半年も経たないうちにリリースされる
次のバージョンで実装されているはずだ。

--- 無保証 ---
GNUプロジェクトのほとんどの製品は、GNU GPLという
フリーソフトウェアライセンスの元で提供されている。
このライセンスには、次のような一文がある(原文は英語)。

「この『プログラム』に関するいかなる保証も存在しない。」

これを聞いて、あなたはどう感じただろうか?
「無保証のプログラムなんて恐くて使えない」と思ったかもしれない。
しかし、それは大きな間違いだということを知っておいてほしい。

--- 見せかけのサポート ---
仮に、Excelのファイルを編集している最中に
プログラムが強制終了してしまったとしよう。
あなたはMicrosoftに電話を掛ける。
すると、サポートセンターの人はこんなことを言うだろう。

「そのような現象は、わが社には一切報告されておりません。
もしかしたら、あなたのマシンには我がMicrosoft社以外の製品が
インストールされているのではないでしょうか?
そのような状況での動作を、我々は一切保証していません。
まずそのマシンからそれらのアプリケーションを削除した上で
お試し下さい。」

彼らの言う「サポート」なんて、所詮この程度なのだ。
そもそも、ほとんどの商用アプリケーションはその製品を何も保証していない。

--- 明言する意味 ---
GNUは敢えて、その製品が無保証であることを明言している。
それがソフトウェアの本質なのだ。
確実に正確に動作することが保証されたソフトウェアなんて存在するはずが無い。

一般の人から見ればこれは不安な事なのかもしれない。
しかし、明らかにはっきりしている事がある。
フリーの製品の方が、他の商用ソフトと比べても
実際圧倒的に性能は良いし安定しているのだ。
ソフトウェアの値段と性能は、決して比例関係ではない。

フリーのMySQLは、何百万円もするOracleよりずっと優れている(僕から見れば)。
おそらく、プログラマでない人ならOracleを選ぶだろう。
便利な管理ツールが山ほど付属しているからね。
でも僕らにとって、それはあまり重要なことじゃない。

--- 不便 ---
現に、僕は今のプロジェクトでOracleを使っているが
これらの付属ソフトを全く使わない。
他(Oracle社以外が提供する製品)にもっと便利な製品があるからだ。

Oracleが提供するSQL Plusを使ったことがない人は聞いてほしい。
今どき単なるコマンドラインのみの実装。DOSプロンプトもびっくりだ。
そしてコマンド履歴すら備えていない。
ちょっと大きいテーブルの内容を見ようと思ったら、出力される表のレイアウトが
1行をオーバーしてしまい
グチャグチャな内容が表示されるはずだ。

僕はこんなソフトを使わない。
だって不便だから。
時間を浪費するためにソフトを使うような馬鹿な真似はしない。

--- 理由 ---
僕がフリーソフトウェアを使う理由は簡単だ。
そちらの方が便利だし、僕に自由も与えられている。
僕らは、生活をより便利にするためにコンピュータを使っているのだ。
それを邪魔することは誰にも出来ない。

最後に一言。
フリーソフトウェアのフリーは「無料」ではない。
それは「自由」なんだ。

2005/04/19(火)
大きな合併
さて、ちょっとしたニュースです。
AdobeがMacromediaを買収したらしい。
これがどんな結果をもたらすのか注目したい。

正式文書のスタンダードとなったAdobeのPDFと、
動的WebコンテンツのスタンダードとなったMacromediaのFlash。

両者がMicrosoftと違うのは、
これらのファイルフォーマットを完全な形で公開しているという事だ。
だから、PDFやFlashオブジェクトを作成できるライブラリも多少はある。
しかし、まだまだ独占的というイメージは強い。

両者が手を組んだとき、その独占欲はますます強くなるのか。
それとも、僕らに自由を与えてくれるのか。

2005/04/20(水)
人のせい
メンバー内にホント駄目な奴がいる。
常に、自分の責任を他人のせいにしている。
その対象はいつも某リーダーな訳だが。

「○○さん待ちです」
「○○さんの作業が終わってないので…」

こんな台詞のオンパレードだ。
わかった。こういう奴がいるから
某リーダーはますます仕事が終わらなくなっているのだ。

こういう結果になるということを判った上でそうしているというのが
一番卑怯なところだね。

--- 奇跡 ---
おぉ、今月は凄いぞ。
もう20日にもなるのに、まだ一日も休んでいない(←普通だ)。

他チームから非難の声が出てたらしいからね。
先月までうちのチームに欠席者が多いって。
それにしても、よく考えてみたら今月は
チーム内でまだ誰一人として休んでいない。
わかりやすい連中だな(俺も含めて)。

よし、決めた。
来週の月曜は休みにしよう(笑)。

--- 成果物 ---
前にも言ったように、ここの現場は今そうとうやばい状況にある。
とはいっても一つのチームだけだけど。
僕はてっきりうちのチームとこのチームの2つしか無いと思っていたんだけど
実は全部で4チームあるそうだ。
そういう話が一切こっちに回ってこないってのもおかしな話だよ。

で、今日はうちのチームと開発グループのリーダーが集まって会議。
とにかく、今までうちのチームは何一つ結果を出していない。
そりゃそうだ。あんな駄目なリーダーがその役目を背負ってるんだから。

僕が入ったのは今年の1月からだけど、チームとしては
その約2ヶ月前から動いていたようだ。
その頃から数えればもう半年も経っているのに、今だに
何一つとして成果物を出していないのだ。

--- 一区切り ---
まぁそれを今まで放置してた方にも問題があるんだけど。
ようやく今月末には第1回目のリリースも予定されていて
そこからが本当の始まりと言えるだろう。

何しろ、外部の人間がこのシステムを使い始めるわけだから
ありとあらゆる非難・苦情が寄せられることうけ合いだ。
使う人間の声も聞かずに半年も内輪だけで開発してたことが何より驚きだよ。

そんな事はさておき。
僕としてはこの暇な時間をどうやって有意義に過ごすかが重要だ。
とりあえず、時を見て「火の車」状態のチームを手助けすることになりそうだ。

僕以外のチームメンバーは断固として拒否してたけど。
「そんな余裕ありません」
って、まぁ確かにそうだ。
他を手伝ってる暇があったら自分の仕事を片付けろって話だからね。

--- 統合の夢 ---
グループリーダーが話した今後の展開。
それは、今ある4チームを統合して一つの集団として動くようにすること。
それによって、チーム間の移動や救援もしやすくなる。

大体、チームとしての忙しさっていうのはバラ付きがあって
ある時期忙しいチームもあれば暇なチームもある。
それを、チーム間のつながりを持たせることでバランスを取ることが可能になる。

もちろん、口で言うのは簡単だけど
それを実行するのは並大抵の事では無い。
最低でも、チーム間共通の意識やシステムを作り上げなければならないからだ。

--- バラバラ ---
それが今はどうだろう。
同じ部屋で、似たようなシステムを開発してるにも関わらず
各チームがそれぞれ異なるライブラリを作っている。
チームが変わったら、そこのチームが使っているライブラリを理解する必要がある。
そのために一体何日を費さなければならないだろう。
つまり、現在ではチーム間の移動など全くもって夢物語なのだ。

というわけで、まず第一にしなければならない事がある。
それは、これらのライブラリを一つにまとめる事だ。
「そんな事出来る訳ないじゃん」
おそらく現場にいる人間からはこういった声が飛ぶだろう。

しかし、それを実行しなければ未来は来ないのだ。
このまま各々がバラバラに開発をしていけば
必ず行き詰まりが見えてくる。
それを回避するためには、今の作業と並行して
統合したシステムを作っていかなければならない。

これは、気の遠くなるような作業だ。
しかも、それを相手に知られるわけにはいかない。
今頃になってシステムを作り直してるなんて聞いたら客はブチ切れるだろう。

--- 手遅れ ---
残念ながら、もうここまで来てしまったプロジェクトの結末は
ほぼ決まってしまっている。
今のままで開発を続け、汚くなり続けるソースコードと格闘しながら
客から見放されないように必死でもがくしかない。

もし、ここの現場がシステムを作り直す決断をしたとしたら
僕はこの場に残ってもいい。
チームが統合され共通システムが完成したら、
開発の効率は少なくとも今の倍になるだろう。

しかし、そのための投資額は決して少なくない。
さらに言えば、僕のような新参者に全てを託すような危険な賭けはしないはずだ。
下手したらそれで会社が潰れる可能性だってあるんだからね。

だから、現実問題から考えれば
僕は当初の予定通り来月末で手を引くのが有力な選択肢となる。
見捨てるってのは本来良い気分じゃないんだけどね。
僕がいくら頑張ったところで、一人で出来ることなんてタカが知れてる。
資金が無い以上、こうするより他に無いのだ。

2005/04/21(木)
初ギレ
ついにあのお馬鹿なリーダーがキレましたよ。
そんなにメンバーの暇々発言が気にくわなかったのかね。
それとも年下に「キミ」呼ばわりされた事か?
それとも…なんだ、原因は俺か(笑)。

こういう輩には冷静に対処するのが一番。
やり合っててても何にもならんからね。
キレた人間ってのは思考回路がオーバーヒートしてるから
しばらく時間をおくのが良い対処法だ。

--- 無茶な奴、再び ---
そして午後、また奴はやってくれたのさ。
いきなり来週の頭にシステムのお披露目をやるとか言い出しやがった。
それまでにテストとバグ修正全部終わらせろだと。
今日も入れてあと2日。
まったく、前回に続いて無計画にも程があるぜ。

バグ修正の担当はほとんど僕だとあって、
奴の計算では俺が苦しむことになるはずだった。
「終わらない場合は徹夜してでもやってもらいますからぁ…」
声を荒げる。こういう奴の特徴は一緒だね。
権利を乱用して人より優位に立ちたがる。

--- 期待外れ? ---
さらに奴の目測では、僕が何か言うのを期待していたようだ。
「そんなん出来るかよ」「今になって言うなよ」ってね。
俺が弱音を吐くのを待ちわびているのだ。
そして俺が何か言った途端、間髪入れずにこう言おうと思ってるのだ。

「いや、やってもらいます。そこは○○さんの担当ですから。暇だって言ってたよね?」

が、その目測は甘かった。
こいつは俺が本気になったときの力をまだ知らない。
俺は何も焦る必要は無かった。
ただ、就業時間を全力で作業に充てるだけだ。

「ああ、いいっすよ」
これが俺の答えだ。
どうせ、奴の方が残業するに決まってるけどな。

--- 予定変更 ---
それにしても、これじゃ来週月曜に休む計画が台無しだ。
仕方無い、火曜以降に順延するか。
木曜に休んで連休を1日増やすって手もあるが、
それやるとあからさま過ぎるからなぁ。

2005/04/22(金)
本気の2日間
ようやくバグも修正完了。
この現場来て初めてだよ、こんな一生懸命作業したの。

まぁ何にせよ、無事に終わってよかった。
来週からはこの激務の反動で全く仕事なんて無いだろうね。
そもそも、今回の作業は今月末で完了する予定のものだったんだから。

それにしても、僕は今日この現場に来て最長の残業時間だったというのに
向こうのチームのメンバーはまだ誰一人として帰っていない。
そんなに作業が終わらないのかね。
それとも、そのうちの半数以上が実は暇だったりするのか。

2005/04/25(月)
緩やかな日々
先週が戦場だった分、今日はやけに時間が静かに流れていく。
もうこのまま適当に過ごしてGW突入だね。

といいつつ、実は明日休むことは決定している。
何たって今月は一度も休んでないからね。
よっしゃー、今日は徹底的に飲むぞー…って、いつものことか(死)。

先週末は免許の更新して参りました。
意外と簡単に終わるんだね。
何たって「優良」ドライバーですから。
単に車乗ってないだけっていう話もあるけど。

--- 理由 ---
地獄のような事故が起きた。JR脱線。死者50人。
こういう事件があったとき、僕がいつも思うこと。
なぜこいつらは必死に言い訳を言うことしか出来ないのか。
大事なのは「理由」じゃない。「結果」なんだ。

それが本当であれ嘘であれ、いかなる理由を付けようと
それは所詮理由に過ぎない。
人々が求めてるのは、そんな見せかけの事じゃない。
理由は何十通り、何百通りあるかもしれない。
でも結果は一つしか無い。
そう、真実は常に一つだけだ。

真実から目を背けるな。
それは辛いことかもしれない。
でもそれが、人間が行うべき最初の第一歩なんだ。

2005/04/27(水)
選択肢
次に使うLinuxをどれにしようか迷っている。

今まで使ってきたRedhatは、随分前にフリー版のサポートを止めてしまった。
この前インストールしたSuSEは中々使い勝手が良い。
完全フリーのDebianは魅力的だけど、インストールしてみたら
色々とまだ不便なところが多い。
3年前のRedhatにも追い付いていないというのが正直な感想だ。

--- Linuxクライアント ---
何でこんなに悩んでいるかというと、
そろそろクライアントマシンもLinuxに乗り替えようと思っているから。
以前まではLinuxのGUIなんてとても使う気になれなかったが
前述のSuSEを使っている限り、格段にGUIの操作性は向上している。

OpenOfficeというパッケージが付いているので
Excelなどのファイルも使えるし、当然インターネットやメールなども
同様に使える。

一番の問題は、やはりゲームか(笑)。
ほとんどのゲームは、まだWindowsでしか動かない。
ゲームやるときだけWindows使うってのも面倒だ。
こればっかりはどうしようも無い。
ゲームメーカーに対応してもらうのを待つしか無さそうだ。

--- 色々と… ---
うむむ…やはり色々と前途多難なようだ。
なぜかDVD-ROMを認識しない。
Redhatではこういう事無かったのになぁ。

乗り換えるにはまだ早いかな。
こんな事に時間掛けるのは嫌だからね。

2005/04/28(木)
移籍決定
さて、明日からGWだというのに
現場ではとんでもない発表がなされました。

俺、別チームへ移籍。

これで今のチームは一人減って3名という少数部隊に。
僕が今度行くチームは、噂の「火の車」部隊。
さて、この移籍がお互いのチームにどんな影響を与えるか…
これで均衡が取れてちょうどいいバランスになるといいんだけどね。

--- 情報の遮断 ---
それにしても、この時期に移籍ってことは
現場の人間は俺が5月末で辞めるってことを知らないらしいな。
ったく。そういう話は現場サイドの人間に早めにしとけっての。
だから後々トラブルになるんだぜ。
まぁ何はともあれ、俺はもう完全にここに残る気は無いから
かなり中途半端で意味の無い移籍になるような気もする。

とはいっても、今のチームに残るよりはよっぽどいいけどね。
あのリーダーの元で作業することにはもういい加減嫌気が差してきてたから。

--- 7連休 ---
さて、明日からは7連休。
…何の予定も立ててないぜ(笑)。
さて、何か考えるか。



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