--- WebSphere ---
メールが来ている。
何でも、僕が属してる部署でWebSphere Studioを開発環境として
導入するらしい。
今までも一部のプロジェクトでは使用していたらしいが、
今回はそれを全チームに適用するとのこと。
「理由は、生産性向上と品質向上の為です。」
とある。考えが甘いね。
こういうツールを採用したところで、根本となる
コードスキルの上昇には全くつながらない。
逆に初心者がいきなり総合環境から始めてしまうと
それ無しではプログラムを作れなくなるという危険性もある。
確かに、ほんの少しの生産性向上は得られるとは思うが。
ツール使いを育てたがるのはどこの会社でも一緒だね。
--- とりあえず… ---
何はともあれ、タダでWebSphere Studioを入れていいって
いうんだからそれに乗らない手は無い。
使ってみて駄目だったら使わなけりゃ済む話だし。
前にも話したように、このソフトはEclipseをベースにして
作られてる訳だからそれなりの期待は持てる。
ただ、画面見たらVBみたいでちょっと不安になったけど。
初心者向けツールだったら必要ないもん。
あとは動作スピードが問題だな。
--- 感想 ---
さっき会議があった。WebSphere Studioの実演会(笑)
思った通りEclipseとほとんど同じだった。
ただ、やはり1ライセンス7万近くする製品だけあって
様々な付加機能が付いてるみたい。
特に高性能のプロファイル機能が備わってるのは素晴らしい。
メソッド単位だけでなくインスタンス単位での
呼び出し回数や消費時間が検出できるので
ボロなプログラム作ってるとすぐにバレちゃうって訳だ(笑)
そうなる前にソースレベルで検証しとけば済む話なんだけどね。
--- Tomcat再び ---
しばらくやっていなかったTomcatプログラムにまた手を出す。
そのうち自宅サーバにも導入する予定なのでその練習にもなるし
今後の仕事にも役立つしね。
Webプロジェクトは仕事始めてから手を付け始めた分野なので
まだまだスキルが足りないのだ。
通常のプログラムよりデバッグが大変、とか思っていたけど
Eclipseを導入したことでそれ程でも無くなった。
これだとJSPを変換したサーブレット(通常のJavaファイル)を使って
デバッグできるからね。変数参照やステップ実行なんかも簡単だ。
でも、個人用ホームページでJSP使うような暇人は少ないだろうなぁ。
セッション管理の必要とか無いもんね。
--- djbdns再び ---
djbdnsとはD. J. Bernsteinが作成したDNSサーバの名称だ。
インターネットを使って全世界とアクセスするには、
このDNSサーバの存在が不可欠となる。
これにより、クライアントはどこにいても
求めるべきURLを適切に探し出せるのだ。
現在、DNSサーバとして一般的に普及しているのはBINDである。
このBINDは今まで数々のセキュリティホールを作りだしては
混乱を巻き起こしている。
それに対し、djbdnsは今までに一度も
セキュリティホールを発見された事が無い。
この関係、どこかで見たことが無いだろうか?
以前話題にしたsendmailとqmailの関係に似ている。
それも当然だ。qmailとdjbdnsは同じ作者なのだから。
--- 「先手」の優位性 ---
セキュリティホールの宝庫であるBINDやsendmailが使われ続けている
ことには原因がある。
「最初に登場したソフトだから」である。
当然、当時のプロバイダ達に選択肢は無く皆これらのソフトを使うことになる。
そして時代は流れ、djbdnsやqmailが開発された。
しかし、これらを使おうとする人達は少なかった。
以前から住み慣れてきた環境を変えることが嫌だったからだ。
「とりあえず問題無く動いているから」「皆使っているから」
という考えは解らなくも無い。
しかし、それが大変な被害を捲き散らす原因になる。
BINDにバグが発見される度、世界中で問題が発生するだろう。
「Webページにアクセスしたら別のページに飛ばされた」
「メールの内容がWebに公開されてしまった」
これらはもはや個人あるいは企業レベルで済まされる問題では無いはずだ。
--- 自給自足か否か ---
djbdnsのコードステップ数は約7,000程らしい。
それに比べ、同じDNSサーバであるはずのBINDは100,000ステップを超えるそうだ。
何故これ程までの差が出たのだろうか。
BINDの方が高機能だから?確かにそれは間違ってはいない意見だ。
しかし、根本的な原因はもっと別のところにある。
BINDは、あらゆる機能を全て自分達で作ろうとした。
わかりやすい所で、セキュリティ関連のコードがある。
djbdnsは、ssh等の確かな実績のある外部ツールを使うことでセキュリティを確保した。
しかしBINDはこれすらも自前で用意した。
その結果、BINDはセキュリティホールの巣窟になってしまった…
--- 独占意欲 ---
BINDが全ての機能を自給自足しようとしたのは、
それによってDNSサーバの地位を独占しようと思ったからだ。
これはMicrosoftの戦略に似ている。
構成ファイルも独自の(非常に解りにくい)ものを使っている。
Excelファイルが独自のバイナリ形式を用いているのと同じ理由だ。
僕は以前にも言った。
「全ての処理を自分達の用意したツールで行いなさい」という彼らの要求は
非常に迷惑極まりない。
僕らは自分達でカスタマイズしてもっと便利に使いたいのに。
--- 利己的策略 ---
複雑で安定しない形式の方が競争者は信頼性を実現しにくい
上の言葉は、djndnsの日本語サイトからの引用である。
BINDを作っている集団はこんな馬鹿げた事を考えているというのだ。
でもそう考えると納得いく部分が数多くある。Microsoftにも同様に。
結局、彼らは自分達の利益だけを考え
ユーザーの利便性など何一つ考慮に入れていない。
だから僕らはdjbdnsやqmailを使い、BINDやOutlookを拒絶する。
僕は別に何も困っていない。
大衆的なツールを使わなければいけない理由など何処にも無いからだ。
自分が使いやすいと思うツールを使う。
だけどもし今後、仕事でBINDを使わなければならなくなったらどうしよう。
少し悩むところだ…